11月29日(金) TV放送 スケート教室

 人生初のTV収録によるスケート教室。限られた時間でなかなか上手くいきませんでしたが、非常に良い経験となりました。

 お時間あるかたは是非ご覧下さい!今回は初級編です。

【放送日】
12月1日(日)14:30−15:00
NHK Eテレ(NHK教育)
http://www4.nhk.or.jp/sportslessons/

11月16日(土) 五輪予選会

 ロシア・コロムナで開催されている五輪予選会。先週イタリアで行なわれた大会とポイントを合算し、各国の出場枠が決まる大事な大会。僕は4回五輪に出場したけど、この予選会は5回(バンクーバー五輪の予選会を含む)経験しました。大会は通常のワールドカップなのに、心理状況は平常をなかなか保てません。選手へのプレッシャーは計り知れないものがありますが、それはどの国も同じ。強豪国でさえ一つ失敗すれば、取り返しのつかない状況となります。

 昨日の男子リレー準々決勝で日本は勝ち上がる事が出来ず、現時点での五輪出場は消滅しました。僕は2階席で見ていましたが、レース終了後は遠目からも選手達が人目もはばからず涙している様子が伝わってきました。まず言いたい事は、選手達はレースでやれるだけの最善は尽くしました。先週の大会は見ていないので分かりませんが、今大会を見る限り選手の顔色も意気込みも相当な物があった。それでも勝つ事ができなかった。もちろん相手に対して力が及ばなかった事が一番ですが、なぜ及ばなかったかしっかり考える必要があると思います。

 個人的に思う事として一番足りなかったのは「覚悟」かもしれないと感じました。もちろん、五輪へ向けてこの1年間は皆死に物狂いでやってきました。しかし僕は4年間絶え間なく「覚悟」を持って取り組んだと自負しています。振り返ってみると、この部分に落とし穴があったかもしれない。次の平昌(ピョンチャン)五輪を目指す選手は、ソチ五輪もありますが、リレーに関してはすぐ次に気持ちを切り替える必要があります。この「覚悟」を4年間継続する事が何より大切だと思います。

 1998年の長野五輪。メダル候補とされながら、結果は全く出せませんでした。500m準々決勝がその大会での最後のレースとなりました。そのレースで転倒した瞬間、僕は氷に拳を叩きつけ、すぐにソルトレーク五輪に気持ちを切り替えました。その時の「覚悟」は今の選手の比ではありません。その距離の決勝で日本チームは金と銅メダルを獲得。歓喜の渦に沸いた中、僕は2階の観客席出入り口付近でその瞬間を見ていました。普通なら耐えられないかもしれません。孤独力というものが、僕の大きな武器だったかもしれません。

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