3月31日(金) 退院

 昨日退院しました。今回手術をする程ではなく済んだ事を幸いに思います。

 異国の地での病院生活は苦痛だから、昨日必死に歩行訓練等を行った。

 退院しても病院での生活と比べ部屋の中を自由に動き回れる事ができるのが最大の違いかな。入院してから全く食欲が沸かなくなり、昨日は朝のパンケーキ一つと日本から持ってきたザバスのエネルギーゼリーを一つ食べるのが精一杯。座ったりしただけで嘔吐した。

 痛み止めが効いていたせいか、昨日は比較的順調だったけど今朝起きたら背中にかなりの痛みが走った。あまり痛み止めは飲みたくないけど(こちらの薬はかなり強力そうだから)、絶えられないから今日は飲んだ。

 いずれにしても帰国してすぐに病院で再検査する。本当に回復までにどれくらいかかるのか見えない。退院時の説明では3ヶ月コルセットをしたまま&ストレッチ、ランニングを含む運動の一切禁止。3ヶ月もコルセットをするのは嫌だから早く回復させたい。コルセットといっても一般的に腰につけるような物ではなく、腰から胸までプラスチックで覆われた物。かなり苦しい。

 また状況報告いたします。ご心配おかけして申し訳ありません。


3月29日(水)

 ご心配おかけしています。何とかこの痛みに打ち勝ちたいと思います。また元気な姿をお見せできるのを願って。


3月26日(日) 精彩欠く

 昨日世界チーム選手権の予選が行われた。

 同じBグループにはカナダ、アメリカと日本を合わせた3カ国。地元カナダの選手はホームリンクという事もあってか、いつも以上にぶっ飛ばしていた。500mを一緒に滑ったHamelinは一発目から41秒5。どうりて追いつかないと思ったら、とても速かった。

 この3カ国の中では断トツにカナダが強く、日本とアメリカは夜の敗者復活戦に回った。

 敗者復活戦は日本、アメリカ、イタリア、中国の4カ国。500m、1000m、3000m、リレーの合計得点上位2チームが決勝進出となる。500mと1000mが各国4名エントリーとなり、4組に分れてレース。3000mが2名のエントリーとなり、これは8名同時のレースとなる。

 リレー以外の単種目は各組1位から5、3、2、1点。リレーのみ10、6、4、2点という仕組み。失格しない限り点数はもらえるのだが、3000mのみ8名いる為、下位4名は点数を獲得できない。3000mも滑って0点とは悲しすぎる。

 日本は個人種目でなかなか点数を稼げず、最後のリレーを前に優勝して尚且つ他のチームが何位以下にならないと・・・という厳しい状況に置かれた。

 結局リレーは中国についで2位となり、決勝進出を果たせなかった。非常に残念。

 普段リレー以外は基本的に個人競技のショートトラック。しかしこの大会はチームの合計点争いとなる。そういったチームプレーという観点から一言だけ言うとなると厳しい発言かもしれないが、今回の試合で日本の次世代を担っていく選手達の活躍というのは男女共あまり見られなかった。早急な課題であると痛感した。


3月22日(火) 雪

 今朝も時差ボケの目を擦りながら部屋のカーテンを開けると辺り一面銀世界。昨日まで全然降ってなかったのに、突然の雪のお出迎え。もう3月下旬になってきたのに、カナダってこんなに寒いの!?本当にビックリです。

 ちなみにホテルの食事もある意味ビックリ。朝食が一番美味しく思えちゃうくらい。。。

 さてこちらモントリオールのリンクは、もう長い事ずっと試合をやってきた会場。だから氷の癖もだいたい分かっていた。世界広しと言えど、ここと同じ氷の感触を体感できるリンクはないね。とにかくブレード(刃)が氷に喰いついてずっと離れようとしない。ある意味安心してブレードに体重を任せられるけど、その分足への負担も小さくない。とにかく何度も言うように喰いつきが良いものだから、コースを小さく回れるんですよね。その割りにしっかりスピードも出てくれます。

 実際試合になるともっと氷が柔らかくなるから、もう少し感触変わるかもしれないけどね。結構好きなリンクの一つです。

 まだまだ時差ボケも解消しないのだけど、なるべく夜は早く寝ないように気をつけてる。 

 その対策としてDVDを持ってきてます。今回のチョイスがかなり渋く、ドリフや「頭文字(イニシャル)D」等は良いとして、「プラトーン」、「ガンジー」、「ALIVE」とアカデミーショーのパレード(と言っても3つだけど)。「ガンジー」と「ALIVE」はまだ一度も見たことないけど、「プラトーン」は小学校高学年か中学生の時に観たと思うのだけど、かなり衝撃的だった。それ以来5回以上は見てると思う。

 世界チーム選手権は土曜(予選)を勝ち抜いたら日曜のレース(決勝)に行ける勝ち抜き戦。久しぶりにハードなトレーニングして本当に疲れた。。。


3月19日(日) まだまだ真冬

 4日間の大阪合宿を終えて昨日デトロイト経由でカナダ・モントリオールに到着しました。

 まもなく着陸という時に窓の外を見ると、かなりの雪が積もっていて更に川のほとんどが凍結していた。事前にネットで気温情報は調べていたけど、実際目の当たりにするとかなり寒そう。で、外に出たらそれはそれは寒いというよりは風が当たると痛いって感じ。3月だからそれでも多少は暖かくなっているだろうという予想と、4年前も同じ時期にモントリオールに来た時には少し春の到来を感じていたから、これには本当にビックリ!早速日本が恋しくなってきた。

 大阪での合宿は難波に出来た新しいリンクでの練習。ここの場所は難波の中心街から徒歩圏内で、本当に街のど真ん中にあるような素晴らしい立地条件。練習前に施設の周りをランニングしたんだけど、ジャージ姿で走っている姿はかなり浮いてたかも(笑)。それくらいの繁華街なんだよね。

 リンクの印象はまず第一に寒かった。。。リンク自体は地下一階に位置していて、天井が低くリンクサイドも結構狭いためかなりの閉鎖感。だから最初は滑っている感覚とLAPが全然一致しなかった。まあまあ速いかなあと思ってみても、実際のLAPは全然遅く、あれっ?って感じ。氷自体は滑らない訳ではないから、そこが最後まで馴染めなかった。でもコストを考えると、狭いのはつらいけどこれくらいの規模の方が維持していくには良いのかなと思った。

 さてトップの写真にあるように、ある方から大相撲春場所のチケットを頂いたようで、僕も一緒に連れて行ってもらいました。席は前から7列目の升席で、食事が出来る最前列。大相撲を観戦するのは2回目だけど、前回よりもかなり近かった。やっぱりスポーツは生観戦に限ります。立会いの力士同士が頭ぶつかる音はTVでは分からない迫力。朝青龍関は土俵に上がる前から気迫が違った。


3月13日(月) 時は進み続ける

 オリンピック後、ようやく初の日記となりました。

 バタバタしていたせいもあったし、期間中書いた日記を一気に更新するのではなく、少しずつじっくりと皆さんに読んでもらいたかったから。

 少し落ち着くどころか、帰国してからは慌しい日々でなかなか練習もする事ができなかった。結局名古屋では1回しかまともな氷上練習できず、そんな状態で長野での都道府県対抗試合に出る事になってしまった。10日から3日間行われた大会ではさすがに体の動きは悪かった。それでもレースを重ねる毎にそれなりに体は動くようになってきたんだよね。僕が出場したのは500m、1000m、リレーの3種目(規定で個人種目は2つまでとなっている)。

 最初の500mまではそれなりに滑っていたんだけど、1000m辺りから嫌〜な疲れが体の芯から出始め、これは残りそうだなあと思ったから無理をしない事にしておいた。何よりこの大会までしっかりとモチベーションを上げたら最後の世界選手権までもたなくなるのは自分が良く分かっていた。

 付け加えるなら、何も選考がかかってない今回のような大会については、僕らよりも次世代の選手達同士で競った方が良いのではないかといつも思っている。

 さて、オリンピックが終わりそれを中心とした4年サイクルも一段落した。それと同時に今回の都道府県対抗を最後に引退する選手も多数いた。オリンピックや世界選手権に何度も出場した選手、代表にはなれなかったけどトップを目指して切磋琢磨してきた選手。人それぞれ目標や考え方は違ったかもしれないけど、同じリンクで競い戦ってきた仲間達。そんな最後の勇姿を見届けていたら何度も涙が出そうになった。

 凄く胸の奥で熱いものを感じた。どんな選手にもやがて第一線を退く時期がやってくる。それが早いか遅いかは問題ではないのだけど、やっぱりそういった光景を目の当たりにするとできるなら少しでも長く現役でいたいと思った。

 滑れる事がどんなに幸せだろうかと考えた。

 結論は急がなくて良い。ゆっくり進みながらも2歩3歩先をしっかり見据えて、今という時間をしっかり踏みしめたい。

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