9月26日(日) 遠征は辞退

 みなさんこんばんわ。長野はここ数日雨が降ったり止んだりのの天気でどうもすっきりしません。その割にと関係ないですが、試合結果は予想以上のものだったと言って良いでしょう。

 まず結果から言いますと、総合2位。同点でトップだったけど1500mの失格が響いて順位としては2位となりました。7、8月の練習での調子(山梨合宿の時は意外と良かった)や9月上旬の愛知県での記録会の結果を踏まえると、到底全日本クラスでの戦いは難しいと考えていたけど、この1週間愛知県のメインリンクの氷が良くなってきた事もあり、少しずつ調子が上向きになって、今回の試合でレースをする度に本来の切れが戻りつつありました。もちろん課題はまだまだ山積みですが、今シーズン限られた時間の中でやってきた事が実を結びつつある事は非常に収穫だと思います。

 今回は事前に書いた通り、W杯1、2戦アジア地区大会の代表選考会を兼ねており、男女上位5名が代表に選ばれる事になっていました。しかし、今回の遠征は見送る事にしました。それは、目の前の試合の事を考えれば、もちろん世界の状況は知っておきたいし、彼らと戦うことによって確実にシーズン中のレベルは上がってきます。しかしながら、後半戦の事、特に世界選手権の事を考えると中途半端な練習しかできていない現状で、試合に向けて調整を繰り返していたら、いつかそのシッペ返しがきてしまうのではと考えたからです。もっと長いスパンを考えれば、来シーズンのオリンピックの事も見据えた決断でした。これから半年たくさんの試合が続きます。夏場リハビリで練習時間をかなり削り、その中でがんばってきましたがまだまだ試合に望める状態ではないと思ってます。多少最初は良くても、後半息切れしてしまう事も大いに考えられる。それならば、この10月はぐっと我慢して日本に残って練習を続けたほうが、長い目で見れば必ずプラスになるのではないかと判断しました。

 これはなかなか勇気のいる決断で、3月の世界選手権も怪我で出場できず、今回も行かないとなるとしばらく世界と戦ってないことになります。更に、常に代表として戦ってきた僕としては、一回代表から抜けるというのは非常に不安になるものです。もう行けなくなるんじゃないかとか考える人もいます。だけど、僕は今回の英断がきっとこれからの今シーズン、更には来シーズンへとつながる事と信じています。この決断をするにはかなりの時間が掛かりました。しかしながら、HP上で公開してしまうと、これを見た選手が試合をするにあたり、余計な心理状況を与えてしまうと思い、こうやって試合が終わるまでは言わないようにしていました。もちろん、筋を通す為に事前に連盟の方には選ばれても辞退する事は通知してありました。ただ、残念な事に本来ならば試合が終わるまでは選手には出回ってはいけない情報なのに、どこからか漏れていて一部の選手が途中から知っていたようです。僕は辞退するからと言って、試合で手を抜くつもりは一切無く(1500mで失格して結構闘争本能に火がつきましたが・・・)、やはり公平なレースの中で選考会は行われるべきだと思います。とは言っても、選ばれた選手にはがんばってきて欲しいと思います。特にリレーは近年各国が強くなってきているので、枠を取る為にもがんばって欲しい。

 今回は公式試合ではないので新聞等に結果が載らないと思うので、下に書いておきます。

 ちなみに総合優勝は有野(山梨学院大学)選手です。

 続けて、合宿が続くので怪我しないようにがんばります。

 最後に今回の辞退を決断した事に後悔しないよう、10月はしっかりとやります。


9月24日(金) 

 いよいよ明日から選考会。ここ野辺山は本当に朝晩冷えます。そうなるとリンクの中もそれなりに寒くなり、滑っているときは気にならないけど、他の選手の滑走を見ている時はそれなりの格好をしてないと簡単に風邪引きそう。明日試合を見に来られる方はあまりいないと思うけど、来られるからは防寒具をしっかりしないと、大変なことになりそうです。

 昨日、今日と2回滑りましたが、調子はまずまずと言ったところ。それよりも、この期間で試合に出られる状態になった事がまず収穫。正直、怪我をした時は出口の見えないトンネル状態だったから、まずは善しとしないと。贅沢ばかり言ってられないし、まずこの試合をステップとして後半戦に向けていかないと。でもね、僕は怪我をした時から今まで”引退”という文字は無かったなあ。。。もう早く回復させてまた氷の上に乗りたいという事ばかり考えていたから。これがプラス思考だったのかどうか分からないけど、良い方向に進んだ事は間違いないと思う。4月、5月頃をちょっとだけ振り返って見ると、HP上でこの数日で指がこれだけ曲がるようになったよ!とみなさんに報告したいたのが嘘のように、今ではしっかりと可動域も出てきました。人間の回復力は改めて凄いと感じました。でもね、怪我を完治させるのはドクターでも作業療法士でもなく、最後は自分なんだと学びました。いくら周りの皆さんがサポートして下さっても、自分の心が同じでないと。僕は怪我を通じてたくさんの事を学びました。これも与えられた経験です。

 とにかく明日は笑顔で氷上に立ちます。試合が始まったらやっぱり戦闘モードになるのかなあ(笑)。


9月22日(水) 良いぞ!この緊張感

 先週末も長野との往復で、今週もバタバタしていてすっかりと日記の更新が遅れました。 

 ここ最近、今までに無いくらい愛知−長野・山梨の往復を繰り返し、全て自分での運転のためさすがに疲れましたね。もうしばらく中央道は通りたくないと思うほど(笑)。昔からこの辺りの行く場所は決まっていて、岡谷と野辺山はその中でも群を抜いて往復するわけですが、ドライブ好きの僕はいつも同じ道を通ると飽きてしまいます。だから時々違う道を通ってみたりして新しい発見を楽しんでいます。しかしながら、2週間ほど前の長野からの帰りは途中の岐阜県中津川で降りてスタスタと瀬戸など下道を通って帰りましたが、通常より1時間半くらい余分にかかりました。これだったらもう1600円払って、高速で帰ったほうがマシと真剣に思いました(笑)。

 さて明日より全日本合宿。その中でも土・日はW杯選考会が行われます。直前まで出場するかどうか悩んでいましたが、いずれにしても自分の力を測る良いチャンスなので。一応公式試合になるのか分かりませんが、観戦はできると思います。野辺山はちと遠いですが・・・。今日で試合3日前になる訳だけど、何というか緊張感が若干出てきました。これは程よい物で、練習から気持ちが入ってくるので、自然と滑りもタイムも試合モードになってきます。しばしこの緊張感に襲われる事がなかったから、いつもと違って妙に嬉しい。顔がほころんできます。きっと試合が終わったら真っ青になってるかも(笑)。

 もう朝晩はかなり冷えるらしい。あまりピンと来ないけど、一応防寒具をしっかり準備しないと。


9月16日(木) 企業スポーツとは(今日は長文です。)

 アテネオリンピックが終わり、あの頃の日本中の熱狂が懐かしく感じ、朝晩は秋を感じさせる冷え込みです。そうだよね。もうスケートシーズン到来だもの。

 さて、今日は(?)真面目なお話。アテネ後、各メダリストの動向、メダルによる待遇等も報道されています。ほんの一昔前までは、JOC(日本オリンピック委員会)や各競技団体が選手の全ての実権を握り、一部のプロ選手を除いてはほぼ同じような環境でした。しかしその後情勢は変わり、表面上はアマチュア選手といっても年間億をも稼ぐ選手が出てきました。都市対抗を目指して戦う企業スポーツと、日本一を目指して戦うプロ野球選手との違いくらいの格差です。

 こうなると更に企業スポーツとしてのあり方とは何ぞや?と思う事があります。と言うのは、同じ競技でも選手によって大きく環境が異なるからです。プロや契約社員(学生も時間と言う点では若干当てはまると感じます)はオリンピックに向けて、完全にそれだけの生活をしています。

 時間、金銭的にも裕福で(そうでない方もいます)24時間、365日基本的には競技の没頭する事ができます。しかしながら、企業に所属しているアマチュア選手は、仕事をして尚且つ間の時間を使ってトレーニングする環境下にあります。時には休日をその時間に充てている人も(僕も多少)多いかと思います。こうなるとプロとアマチュアとの差は開く一方。今後一部のスポーツ除いては、企業に所属する選手は苦戦する事になる可能性が高くなってきます。そうなると、会社の資金を多少なりとも選手に投資して企業にとっては、それほどのメリットは無いかもしれません。事実、経営悪化の企業はまず経費削減の一環として、社内スポーツを無くしていく傾向にあります。

 ショートトラック界で言えば、他競技に比べ極端に社会人チームが少ないのが現状。事実、選手が何名かいてクラブとして成り立っているのはトヨタくらい(サニックスは2名)。その他、いくつかの企業に所属している選手はいますが、ほとんどが選手一人しかいないためチームというより個人×企業で成り立っている状況です。アマチュアと言えども、普段会社に行くことは無く、練習時間という面では非常に恵まれている選手もいますが、僕から見れば一部の選手を除いてまだまだある種のプロ意識(扱いはアマチュア選手だけど)が足りません。大学を卒業して社会人になったら、僕らのようなサラリーマンにしてみても会社から少しでも援助をして頂いている限り、このプロ意識というのは大切だと思います。

 それは競技レベルが近年世界から見て低いことも一つの要因だと思います。世界で活躍できなくとも、とりあえず日本で5番以内に入っていれば代表として選ばれます。そこに基準を置いてしまうと、もしかしたらそんなに練習をしなくても、入ってしまう可能性があり、更にそれによって現状で満足してしまう事を加速させます。

 今後の若い選手には、先を見極めての選択の必要性が重要になってきます。それは、とりあえずスケートをやっている間だけ企業にサポートしてもらい、その後は別の道を歩むと決まっていれば、仕事をしなくとも金銭的にサポートしてもらえる所でやれば良いし、いやいや僕はスケートを引退してからもその企業に残り、その中で仕事のプロになって会社に貢献したいと考えるのであれば現役を退いても会社に残れる企業を選ぶべきです。大企業であればあるほど、現役中に全く仕事をしなければ、引退後職場に残るのは僕の考えからいくと、難しいというかやりにくい気がします。全く仕事をした事無いのに、引退と同時に職場に入っても、誰も知らないし何も分からない。しかし入社数年目。全くの新入社員と同じ扱いをする訳にもいかないし、何年かたてば給料も上がっているわけで、それ相当の成果も求められるわけです。それはひしひしと感じます。(気づけば僕も入社6年目!!!)

 しかしながら、現状大学を卒業して現役を続けられるのは極少数です。それは続けたいけど、ショートトラックで入れる企業はごく僅かだし、ある程度の成績を残していないと入ることもできないかもしれません。それは今後の大きな課題だと思います。

 できることなら、トヨタにもたくさんの選手に入って欲しいけど、特に学卒の選手には非常に厳しい状況。かといって、高校卒業したら大学に行きたいというのは当然の考えだし、練習環境という点では時間の調整が自由にきくと思う。但し、安易な考えでスケートを続けたいが為に、職につかずフリーター等でやっていこうというのは、せいぜい1年くらいにしていた方が良いかもしれない。将来的には変えたいと思うけど、現状スケートで食べていくのは(特にショートは)難しいし、引退後スケートを生かして就職なんて事もそうそうある訳ではない。

 少し話が脱線してしまったかもしれないが、僕はトヨタに入ってこのような環境下にある以上、この中でがんばっていく事はすでに腹くくってやっています。契約社員やプロ化等色々考えたこともありましたが、今はこの状況がベストでしょう。

 部署も車の最前線にいる訳ですし、やりがいはあります。と言ってもご想像されている通りか分からないけど、成果という点では赤点ギリギリ(笑)。いや、落第!?トリノ五輪まで1年半を切りましたが、過去3回のオリンピックと比べ益々厳しい戦いとなると思います。

 現状毎週月ー木曜日の4日間出社していますが、来シーズンはどこまで時間を取れるかもそれは僕の手腕。交渉の良し悪しも選手の能力の一つだと考えています。今日はどうしてもこの件について書きたかったので。長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。

 今シーズンは年明け以降の後半戦に向けて、どこまで調子を上げられるかが大きな課題だと思っています。

「大事は小事、小事は大事」

 焦らなければならないけど、焦らないようにグッとこらえる事が一番僕にとって難しいかな。


9月13日(月) リンク追加

 どうも最近疲れ気味。疲れていると思ってないのに疲れ気味。何か不思議な感覚。

 本日リンクの追加です。僕の友人で世界戦を3度も経験した石井広三君が三重県・桑名市にボクシングジムを開設しました。その名も「KOZO BOXING FITNESS GYM」です。ボクシングでプロを目指したい人はもちろん、ボクササイズで汗を流したい方やダイエット目的もO.K.でその人に合わせて柔軟なプログラムを組んでくれます。つい昨年まで現役でがんばっていた彼がもうジムを開設する行動力は凄いと思います。HPにも遊びに行ってくださいね。

 最近珍しく邦楽を聴いています。HYという沖縄出身のグループで「TRUNK」というアルバムです。僕の勝手な意見ですが、最近には珍しく心に響く音楽です。最近は印象には残っても心まで響く音楽は少ないですが、このHYのアルバムは昔の日本の音楽のようにいつまでも心の中で流れる不思議な感覚です。僕的には特に3、6、10、11曲目が好きです。ご興味のある方は聴いてみてください。ちょっと若者向きかな。 


9月11日(土) 何となく

 今週もいろいろバタバタしていて、気づいたらもう土曜日。本当に1週間早いですね。9月に入り、会社の僕らのG(グループ)にも2人入ってきました。一人は他の部署から来た方で、もう一人は新人君。東大生だって。まあ僕も中京大生だったけど。。。季節もすっかり秋の気配となり、そうなるとスケートシーズンもいよいよ到来だねえ。

 5月から7月はなんやかんやであまり練習できず、全体的にスケジュールは遅れ気味。しかしながら、今年は新しいことにもチャレンジしたけど、ようやくその成果が出始めている。成果というのは良いことばかりを求めるのではなく、今回やってきた練習が良かったのか、それとも改良が必要なのかも見極める必要がある。で、何となく先が見えてきた気がした。どうやらちょっとずれていた内容もあって、少しずつ修正する方向が分かってきた。怪我の功名というか、こういった状況だから逆に色々試せる気がする。まあ、マイペースで良いんじゃないの。

 今ちょうどお昼を回りました。お腹空いてきた〜。今からまた長野に行ってきます。明日トンボ帰りとハードスケジュールなので、体調はしっかり維持したいと思います。


9月5日(日)

 今日は久しぶりにお昼前まで熟睡しました。ここ数年、お昼前まで寝たことが無いというか、いつもだいたい起きる時間に起床する体のリズムができているからだろうか。だが、今日は余程疲れていたのかほとんど途中で起きることなく。ここ数日の夜が涼しくなってきた事も要因の一つだろう。寝すぎて体がだるくなって今日は目が覚めた。

 お昼からはパソコンいじったり、スケートの手入れをしたりしてのんびり過ごした。夕方から名古屋に出て久しぶりに渡邊先生と会食。先生と僕とはもちろん体のケアをして頂いている大切な関係ですが、グルメ仲間でもあります。と、言っても僕は食べる専門です(笑)。今日の天婦羅を食べて一言。天婦羅の命は「ネタ、油、温度(油の)」である。。。


9月5日(土) 評価対象とは

 もう気づけば9月。全く信じられないくらい時の流れは早く感じる。やりたい事はたくさんあれど、これだけ毎日充実しているのにまだまだ上を目指したい自分がいる。それは他人からみたらたいした事をしてないかもしれない。他人に認められるのはもちろん大切だと思うが、自分の中で描いたシナリオを辿っていくのもとても大切。何より楽しい。

 実は今夜、今シーズン最初のレースがあった。毎年恒例だが県の記録会。種目は500mと1000m。毎年この時期の記録会でのタイムを参考に、今年の仕上がりを若干考えることがある。今年も然り。だが、ご存知のように今年に限っては評価対象として良いのか微妙である。ここ数シーズンと比べ絶対的な練習量も減り、精神的にも辛い部分もある。しかしながら、綿密に計画を立て無駄を省き、時間がない中でも最大限の練習をしてきたつもり。だから極端な記録の悪化はもちろん無い。今まで大きな怪我がなく、こういったシーズンはどうやって乗り越えていったら良いのか正直分からない部分もある。だから色々と模索しながらやっているところ。いつも言うように、神様は乗り越えられない事を人には与えない。そう僕は思っている。何度もいうように今シーズンがオリンピック年でなくて本当に良かったと思う。今回の経験がすぐなのか来年なのかもっと未来なのか・・・。役立つ時が必ずやってくると思う。


9月2日(木)

 日中は相変わらず汗ばむ陽気なのに、ここ数日の朝晩はすっかりと涼しくなってきました。特に今日の夜は非常に涼しく、外でしばらく会談していたらホント肌寒さを感じてしまった。車ではもう暖房を少し使い、それプラスホットコーヒーをコンビニで買って家路に着いた。

 室伏選手が地元に凱旋。早速今日から練習を再開していた。練習後仲間内で食事に。この写真は、その焼肉屋さんでのショット。(注:車なのでビールは乾杯の形だけで飲んでいない。)久しぶりの焼肉をとても堪能していた。これから月末のスーパー陸上に向けて調整していくようだ。僕も月末にW杯選考会があるが未だに出場しようか微妙に迷っているから早く心の中で決着させたい。

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